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バレエ公演のあと、母とクラスメートと駐車場で、ソリストのファルフ ルジマートフとペアのユリヤさんのいう女性に遭遇したこと。
有名人に直に触れたのはその日が初めてで「感動して眠れない」と話していたのにあっというまに寝てしまったと母に翌朝笑われた。
それはキーロフだったとおもうけど、ボリショイバレエ団が来たとき、『くるみ割り人形』を観て、夢のような時間を過ごした。
10代は感受性が豊かな時期だからと学校から、割安でチケットの販売があり、奨励されていた。
軽やかな舞が、奇跡としか思えない光景を生み出していた。
その後ニュースで、
ソリストの立場のひどい争いのために、顔に硫酸をかけたり、トゥシューズにいたずらしたり
というのがニュースで流れてショックを受けていた。
その頃各国の首脳、首相たちの
一見通用していて、世界的に見えていたのとは裏腹の、全然違う幼くて非常識な面がテレビで放映されてほんとうにおどろいた。
自分自身にあるものと思っていたことが、国家のトップにもあったから、わからないものだな、と思った。
教会長から、人間の脳は3%しか使用されていないという話を聞いて、わたしはそんなじゃない、と思ったけど、
そのことを意識して、外にお出しするとか、そこに神を認めるとかが今必要とされていると感じている。